MENU

駆け出しプログラマーが1年ブログを書くこと

目次

始めに

僕は、2023年4月に新卒でプログラマーになり、同年の6月25日からブログを書き始めました。これを書いているのは、2024年8月のため、だいたい1年となります。このブログは主に.NET, ASP.NET Core MVCに関連する記事を投稿しております。入社からおおよそ1年が経ち、環境や僕の興味の対象が少しずつ変化し、違うトピックについて書いてみたいなと最近思いました。

ただ、内容的に不十分のみならず、気持ち的にもきりが悪いため、このブログが自分にとってどうだったのかを一度振り返り、次に進めたらなと思いました。

一方、もしかしたら、この記事を見ている人の中には1年前の僕と同じように、プログラマーだけど何をすればよいのかわからない、という人がいるのかなと思います。そういった方たちに向け、「技術系のブログを書く」というのはどんなことなのか、参考にしていただけたら嬉しいな、と思います。

なぜブログを書いたか

当時のメモを見ると、3つ書いてありました。1つは勉強のため。仕事で最低限調べて実装したり、動くけど、よくわかっていない、といったことがあり、それらを少しでもなくすために書きました。これは最初から最後までよく意識しており、仕事中に「あれ、これどういうことだ?」という部分を調べ、ブログに残すことはよくありました。

2つ目は、他の人からコメントが来たら面白そうだったためです。自分が勉強してアウトプットしたことが、誰かの助けになり、お礼のコメントが来たら、ただ一人で勉強するよりも面白いだろうな、と思いました。ただ、後に書きますが、1年間で一度もコメントが来ることはありませんでした。。。

3つ目は、「初心者が書いて、何が悪い。」です。理由というほどでもないですが、ブログを考えた際、「間違ったこと言って叩かれたら嫌だな」と思いました。それと同時に、「いやいやいつだって間違ったことを言う可能性はあるんだし、間違ったら素直に謝ればいいさ。」と思いました。少し弱気になったのですが、むしろそういう自分を克服する気持ちで始めました。

投稿数と閲覧数

投稿数は22。

基本的には、.NETとASP.NETに関することを書き、その途中で気になったWebの基本知識や設計等について記事にしました。最初は「どれか1つのプログラミング言語をしっかり学ぼう」という気概で始めましたが、作るアプリケーションによって、必要な知識が変わってくることがわかりました。例えば、ASP.NET Core MVCはWebアプリを作成するためのライブラリですが、Webが絡んでくるため、Webの仕組み(HTTP, Webサーバー, ブラウザ等)を把握することがどうしても必要になってきます。そのため、単純なコードの書き方に収まらなかったことは、とても良いことだったと思います。

投稿頻度は最初月に3, 4回だったのですが、4 ~ 7月は一度も投稿していなかったり、1回のみの投稿だったりと頻度が下がりました。理由は別件で忙しくなったことと方向性を模索していたためです。ただ、ブログに訪れてもらう人数は半年を過ぎたあたりから増えていき、7月には1日あたり15人程度の人が訪れてくれるようになりました。

良かったこと・うれしかったこと

3つあります。

STEP
勉強になった

まずは、自分の勉強にはなったかと思います。最初にも書きましたが、業務では必要最低限で済ませる必要があるため、仕組みを把握してはいますが、言語化や整理まではしません。例えば、すみません、記事には載せていませんが、僕はWebアプリの構造とそれぞれで使われるプログラミング言語の模式図を作成しました。

Webアプリを開発している人であれば、「まぁそうだろうな」という感じだと思いますが、まともに整理した人は少ないのではないか、と思います。個人的にはこれが頭にあると、バグが発生した際に問題がどこにあるか、や新しい技術を用いる際の理解、他の人への説明、に違いが出てくるのではないか、と思っています。

STEP
1つのテーマに対して1年間取り組んだこと

2つ目は、1つのテーマに対して1年間取り組むことができたこと、です。僕は去年の6月ごろ、業務以外でも何か勉強しようと考え、「.NETとASP.NETの基礎」についてひとまず1年学ぶことを目標としました。何を学ぶきかはわからなかったため、興味となんとなくの世の中の需要からえいや、と決めました。そして、それを発信するためにテーマを決めてブログを立ち上げました。

ただ、数カ月もすると他のことに興味が出始め、手を出したくなります。興味のあることに手を出すことは決して悪いことではありませんが、色々手をだした挙句、すべて中途半端になることは避けたかったです。そういったとき、ブログを立ち上げていると、テーマに沿った内容しか書けないため、脇道に逸れることを防ぐことができます。もし、ブログを立ち上げずに自分の中で完結するように学習していたならば、もう少し脇道に逸れていたのではないかと思います。

STEP
形に残ること

3つ目は、形に残ることです。例えば、人事考課の際、何も証拠を出さず、「ASP.NETと.NETについて基礎的なことを学びました」と言う場合と、このブログを見せたうえで言う場合では、受けとり方が異なるはずです。また、自分で振り返った際の印象も違うはずです。例えば、僕がブログではなくローカルのファイルにまとめていたとします。そして、1年経ったし振り返ってみよう、と思った際、ほとんど変わらない印象を持つでしょうか?まず、それぞれの記事は人に見せることを意識しないことにより、質が下がっているはずです。そして、質の低い記事がいくつかあっても、なんだか微妙な感想しか得られないのではないか、と思います。

改善点

とはいえ、「.NETとASP.NETの基礎」を網羅したかと言うと、そんなことは全くありません。.NETやASP.NETの基礎という意味では、網羅すべき話題が他にもたくさんあります(例, TagHelper, ViewBag)。また、見せ方の面でも中途半端だったかと思います。

僕の記事は基本的に技術の紹介であり、ある特定の技術を調べるときには役立つはずです。ただ、もう一歩前の段階で、「CRUD機能を実装したアプリを開発する」くらいのチュートリアルを作れたら、より面白かったかなと思います。0.説明 や 1. DB生成 はそれを作ろうとした名残なのですが、チュートリアルは動画のほうがいいよなぁ、と思い、試行しているうちに結局やらないで終わってしまいました。

なぜ、中途半端になってしまったかと言うと、最初のブログの目的が漠然としていたからだと考えています。「.NETとASP.NETの基礎を網羅する」ことを目的としましたが、では、何ができたらそれを達成できたことにするか、まで考えられていませんでした。最低限扱うべき話題はなにか、チュートリアル作成までを目標とするか、になります。「よくわからないからとりあえずやってみる」精神で始めたため、しょうがないとは思いますが、途中で気づけても良かったのかと思います。

また、途中から時間を割けなかったこともあります。最初のころは余裕もあったため、一定の時間をブログ作成に割いたのですが、ここ3カ月ほどは別件が影響し、ブログに時間を割くことができませんでした。結局、なぜブログが中途半端になってしまったかというと、薄々気づいてはいたけれど、後回しにしていたためだったと思います。。

今後

これを区切りとし、このブログの定期的な更新はやめようと思います。ただ、始めにも書いたように、書きたい話題ができたため、そちらの準備を進める予定です。どんな話題を扱うか、何を提供できるか、目的はなにか、そのあたりを考えていきたいと思っています。

まとめ

  • 新卒プログラマーでひとまず1年ブログを続けてみました。
  • 良かったことは3つあります。
    • 自分の勉強になったこと
    • 1つの話題に対して集中して取り組めたこと
    • 学習を形にできたこと
  • 一方、時間をかけられず、内容や方向性が中途半端になってしまったこと

以上が今回のまとめです。総合的には圧倒的にやってよかったですし、少なからず、いや、かなり面倒くさい面もありますが、学んだことを誰かに伝える、というのは自分にあっているように思います。

半年以内には別のブログを立ち上げる予定のため、そちらも見ていただけたらと思います。ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次